買ってはいけない
少し前、巷にある商品をぶった切った内容のこんなタイトルの本が
出回っていた記憶があります。
今日はジャズピアノの楽譜について、厳しい目で批評したいと思います。
****************
「国府弘子のアレンジ一丁!」
ヤマハミュージックメディア
フライミー、クリスマスソング、A列車、マイファニーバレンタイン
クレオパトラの夢、ウエーブ、ワルツ・フォーデビー、枯葉と
名曲揃いの上 国府さんのアレンジ!
「もう買うっきゃない!」と 即購入。
ところが弾いてみてがっかりしました。
国府さんが弾いてるようなものと随分違います。
まったくジャズらしくありません。
ジャズを本格的にやる人は買ってはいけません。
****************
ジャズバーで奏でるピアノ曲集
ドレミ楽譜出版
26曲ほどよく知られたスタンダード曲
オマケでクラシック名曲がジャズアレンジで。
「主よ、人望みの喜びよ」「亜麻色の髪の乙女」
「ノクターン」ショパン 「ジムノぺティ」
興味をそそる曲ばかり取り上げていますが
どれも弾いてるうちに嫌になってきました。
ピアノをやる人の殆どがクラシック派。
その人たちに興味を弾く曲目を並べて
売れ行きUPを謀ったのでしょう。
いったい、ジャズを弾ける人が書いてるのか???
******************
ジャズ・バラード・ショートストリート
ヤマハ
簡単なスタンダード16曲。
この曲は弾きやすいし、曲の説明もロマンチック。
ジャズを殆ど知らない人にはいいかな。
****************
これなら弾けるジャズ・ピアノ(CD付き)
ヤマハ・ミュージックメディア
アレンジはまあまあ。
二三回は弾いたけど、飽きた。
真面目に繰り返せば、それなりに覚える事は
あると思うけど・・・。
*****************
すぐに出せるところにある楽譜はこれだけ
ですが、押入れにはもっと沢山あったと思います。
しかし、結論としてジャズを本格的にやるなら
市販の楽譜は物足りません。
セッションで通用するような本格的な楽譜を販売してる人が
こんな事を書いてました。
******************
通常よく見かけるJazzPianoアレンジ楽譜は、
ジャズピアノを弾いたことがない、いわゆるジャズ畑でないピアニストや
ジャズ初心者を対象にしたアレンジ楽譜になっています。
これらは最低限度のジャズ的テクニックを使って、「ジャズ風の」アレンジを
施しているジャズピアノ入門的なアレンジ譜面と言った方が的確です。
またほとんどのアレンジ譜面集は演奏スキル的にも
バイエル~ツェルニー履修者が対象者になっておりますので、
必然的にジャズピアノ演奏における
本格的なボイシングやリハモニゼーション、フレージング、
リズムフィール等は最低限に抑えてリアレンジされています。
*********************
この方の意見はまったくその通りです。
本格的なジャズのスケールを使って楽譜を書くと
♯♭が多すぎて、読譜が大変なので
対象が上級者に限定されてしまいます。
テンションをやたら使ったら「気持ち悪い」と
これまた一般ウケしません。
日本では、ジャズのニオイだけちょっとする
すっきりした読みやすい楽譜が売れるのです。
弾いて楽しみたいだけなら、買ってもいいけど
何冊買ってもジャズを弾けるようにはなりません。
とは言え、ジャズ専門の先生について習ったとして
コードで即興的に弾くには、ソナチネ程度弾ける指でも
5年はかかるでしょう。
それならアレンジ譜を見て指を動かす方が
楽なのは確かです。
それならピアニストの完全コピーは・・?
これは レベルは高いけど
ソロで弾いてもなんのこっちゃ、わかりません。
フレーズやボイシングを勉強したい人向きです。
やっぱり本格的なジャズは苦労して体得するのが
一番です。
「スタンダード・ジャズハンドブック」
などのリードシートをまず買いましょう。
セッションではみんなこれを持ってきます。
この本に付けられてるコードはまずいところもありますが
みんなが持ってるので、これで通用します。
独学で伴奏を付けて弾くのはすぐにはできることは
ないですが、長く使える内容です。
本場の「リアルブック」などはやはりが内容いいです。
膨大な曲数なので楽譜を書いた人によりコードが
違いますが・・。
歌つきの「スタンダード・ジャズの全て」は
おそらく理論を知らない人がコードを付けています。
信用してはいけません。
しかし、元の歌を知るのに良いと思います。
バースがあるのもいいですね。
先日買った「ジャズらしく弾くためのジャズピアノ教本」
(ブルース編)サーベル社は 見やすく、手の移動も少なく
すぐに弾けるのに、本格的なボイシングなので
セッションでも通用します。
こういうのがもっと増えるといいですね。
これは過去ログにも紹介しています。
きらびやかな楽譜と違って、泥臭いブルースですので
買う人は限られると思いますけど・・。
そもそもブルースとは
「晴れたら綿つみに行かされる。
青い空は憂鬱だ~」という黒人たちの心の叫びで
私達には深いところまで理解できないです。
でもジャズの中では初心者にも取り組みやすいので
ここから始める人は多いです。
外国のチーズのように慣れたら味わい深いけど
みんなが好むとは限らない、そんなジャンルでは
ないでしょうか。
出回っていた記憶があります。
今日はジャズピアノの楽譜について、厳しい目で批評したいと思います。
****************
「国府弘子のアレンジ一丁!」
ヤマハミュージックメディア
フライミー、クリスマスソング、A列車、マイファニーバレンタイン
クレオパトラの夢、ウエーブ、ワルツ・フォーデビー、枯葉と
名曲揃いの上 国府さんのアレンジ!
「もう買うっきゃない!」と 即購入。
ところが弾いてみてがっかりしました。
国府さんが弾いてるようなものと随分違います。
まったくジャズらしくありません。
ジャズを本格的にやる人は買ってはいけません。
****************
ジャズバーで奏でるピアノ曲集
ドレミ楽譜出版
26曲ほどよく知られたスタンダード曲
オマケでクラシック名曲がジャズアレンジで。
「主よ、人望みの喜びよ」「亜麻色の髪の乙女」
「ノクターン」ショパン 「ジムノぺティ」
興味をそそる曲ばかり取り上げていますが
どれも弾いてるうちに嫌になってきました。
ピアノをやる人の殆どがクラシック派。
その人たちに興味を弾く曲目を並べて
売れ行きUPを謀ったのでしょう。
いったい、ジャズを弾ける人が書いてるのか???
******************
ジャズ・バラード・ショートストリート
ヤマハ
簡単なスタンダード16曲。
この曲は弾きやすいし、曲の説明もロマンチック。
ジャズを殆ど知らない人にはいいかな。
****************
これなら弾けるジャズ・ピアノ(CD付き)
ヤマハ・ミュージックメディア
アレンジはまあまあ。
二三回は弾いたけど、飽きた。
真面目に繰り返せば、それなりに覚える事は
あると思うけど・・・。
*****************
すぐに出せるところにある楽譜はこれだけ
ですが、押入れにはもっと沢山あったと思います。
しかし、結論としてジャズを本格的にやるなら
市販の楽譜は物足りません。
セッションで通用するような本格的な楽譜を販売してる人が
こんな事を書いてました。
******************
通常よく見かけるJazzPianoアレンジ楽譜は、
ジャズピアノを弾いたことがない、いわゆるジャズ畑でないピアニストや
ジャズ初心者を対象にしたアレンジ楽譜になっています。
これらは最低限度のジャズ的テクニックを使って、「ジャズ風の」アレンジを
施しているジャズピアノ入門的なアレンジ譜面と言った方が的確です。
またほとんどのアレンジ譜面集は演奏スキル的にも
バイエル~ツェルニー履修者が対象者になっておりますので、
必然的にジャズピアノ演奏における
本格的なボイシングやリハモニゼーション、フレージング、
リズムフィール等は最低限に抑えてリアレンジされています。
*********************
この方の意見はまったくその通りです。
本格的なジャズのスケールを使って楽譜を書くと
♯♭が多すぎて、読譜が大変なので
対象が上級者に限定されてしまいます。
テンションをやたら使ったら「気持ち悪い」と
これまた一般ウケしません。
日本では、ジャズのニオイだけちょっとする
すっきりした読みやすい楽譜が売れるのです。
弾いて楽しみたいだけなら、買ってもいいけど
何冊買ってもジャズを弾けるようにはなりません。
とは言え、ジャズ専門の先生について習ったとして
コードで即興的に弾くには、ソナチネ程度弾ける指でも
5年はかかるでしょう。
それならアレンジ譜を見て指を動かす方が
楽なのは確かです。
それならピアニストの完全コピーは・・?
これは レベルは高いけど
ソロで弾いてもなんのこっちゃ、わかりません。
フレーズやボイシングを勉強したい人向きです。
やっぱり本格的なジャズは苦労して体得するのが
一番です。
「スタンダード・ジャズハンドブック」
などのリードシートをまず買いましょう。
セッションではみんなこれを持ってきます。
この本に付けられてるコードはまずいところもありますが
みんなが持ってるので、これで通用します。
独学で伴奏を付けて弾くのはすぐにはできることは
ないですが、長く使える内容です。
本場の「リアルブック」などはやはりが内容いいです。
膨大な曲数なので楽譜を書いた人によりコードが
違いますが・・。
歌つきの「スタンダード・ジャズの全て」は
おそらく理論を知らない人がコードを付けています。
信用してはいけません。
しかし、元の歌を知るのに良いと思います。
バースがあるのもいいですね。
先日買った「ジャズらしく弾くためのジャズピアノ教本」
(ブルース編)サーベル社は 見やすく、手の移動も少なく
すぐに弾けるのに、本格的なボイシングなので
セッションでも通用します。
こういうのがもっと増えるといいですね。
これは過去ログにも紹介しています。
きらびやかな楽譜と違って、泥臭いブルースですので
買う人は限られると思いますけど・・。
そもそもブルースとは
「晴れたら綿つみに行かされる。
青い空は憂鬱だ~」という黒人たちの心の叫びで
私達には深いところまで理解できないです。
でもジャズの中では初心者にも取り組みやすいので
ここから始める人は多いです。
外国のチーズのように慣れたら味わい深いけど
みんなが好むとは限らない、そんなジャンルでは
ないでしょうか。
この記事へのコメント
楽譜好きですのでジャズのアレンジ集も
何冊か持っていますが
私のような者でさえ物足りないと
感じるものが多いです。
「スタンダード・ジャズハンドブック」も欲しいけど
私の場合まだコードがほとんど
頭に入っていないので
それを覚えることが先ですよね(汗)
ジャズはコードを完全に覚えてから
コードの音以外(テンション)を臨機応変に
加えていくので、さらに大変です。
ジャズで良い楽譜を見つけたらまた紹介しますが
グミさんは幅広く音楽を聴かれるようなので
ポピュラーから始めるのも良いかと思います。
ポピュラーでなかなか良かった楽譜を紹介します。
「華麗なるラウンジピアノ」
http://item.rakuten.co.jp/withmusic/10016384/
お店でこれをめくりながら弾いてるピアニストが
いたので買いました。
スタンダードジャズハンドブックは、だいたい皆さんもっているのですね~
今は、先生の課題だけでかなりアップアップしてますけど、欲しくなりました^^;
umaさんは毎週レッスンなのですか?
それだと大変ですね。
スタンダードジャズハンドブックは
演奏者が自由に料理できるように
メロディもコードも単純に書かれています。
例えば「枯葉」は8分音符すら出てきません。
難しい本ではないです。
ジャズがお好きならメロディだけ弾いても
「あ、あれだ!」と嬉しくなります。
確かにポップスから入った方が
ハードルは低いかもしれませんね。
ジャズはコードの難しさのほかにも
ここはスィングして弾きなさいとか(笑)
あれがけっこう大変です。
おすすめの楽譜、
好きな曲がたくさん入ってました。
レベルが今の私には
まだまだ高そうですが
どうせ普段から弾けない楽譜ばかり
集めていますからね(笑)
楽譜にもの足らない和音があったら隣の音と取り替えたり、一緒に押してみれば手探りでも段々洗練されたハーモニーになります。
先生に習う前は勝手にこうしてました。
(今もこれの方が楽!)
7thコードは工夫するとジャズの和音に変ります。
テンションの種類や組み合わせで、色んなムード
が出せます。
(M7(△7)、m7では選択肢が少しです)
オススメ楽譜の中では
「セレナード」「4羽の白鳥の踊り」なんかは
易しいのに素敵ですよ。